パラの魅力
ただ空を飛んで遊覧をするというならば飛行機やヘリコプターでも良いと思います。しかし、パラグライダーは自分で操縦し自分の意思で空を駆け巡るということが、一番の魅力ではないでしょうか。
必ずしもサーマルを捕まえられて上昇できるとも限らないし、そういうかけひきみたいなところもパラの魅力だと思います。
（パラは原動力を持たないため自力で上昇することができません。上昇気流を捕まえることによって、より高いところへ飛んでいくわけです。
以前モーターパラをやっていてパラに転向した人がいて、その人に聞いた話ですが、モーターパラは飽きてしまうのだとか。）
最初は『空を自由に飛びまわりたい』という思いから、今は『より高く、少しでも長い時間飛んでいたい』という気持ちに変わりました。
そして少しでも良い飛びができることを夢見て日夜練習に励むのであります。
   
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長野県のビーナスラインにて
私のパラグライダーとの初めての出会いは、もうかなり昔のことで、長野県の白樺湖へツーリングに行ったとのことです。その当時はＴＶなどでその存在は知っていたのですが、直接目でで見たのは初めてでした。
バイクを駆る頭上を、ゆっくりと旋回する様子に見とれてしまったものです。そのときからいつかは自分も大空に飛んでみたいと思うのでした。
いったんは諦めたのです。
そして、ほとぼり冷めて私はまたバイクにはまるのでした。
しかしパラグライダーの魅力に魅入られてしまった私は、時折、一日体験の広告などに目をやることがありました。
『いつかは飛びたい・・・』
とは思っていたものの、パラをはじめるというところまではなかなかいかず、時間が過ぎてしまっていったのです
空への憧れ
それでも私の空に対する憧れは消え衰えることがなく、自衛隊ヘリの遊覧飛行のときは感動したものでした。（フライト時間はたったの１０分でしたが・・・）
でもこのころはものすごくパラをやりたいという思いはかなり下火になっていたと思います。
自衛隊ヘリの遊覧飛行
そんな私が、とうとうパラデビューする日がやってきました。久しぶりに会った友人の知り合いにパラをやっている人がいて、エリアに遊びにいかないかと誘われたのです。
その時はパラグライダーと出会ってからかなり歳月がたっており、熱も冷めていて、私は『パラグライダーは一日体験で遊べればいいかな。』程度の頭でしかなく、とりあえず友人とパラエリアに向かうのでした。
友人とエリアでのひと時
（写真撮影でしっかりＶサインしているものの、目はパラを追っている私。）
機体の立ち上げもさまになり、いよいよ斜面で駆ける練習にはいりました。
そして駆け出す私･･浮き上がる感覚を期待して・・・・・
ところがぜんぜん浮き上がらない・・・
斜面を何往復することやら・・・・
しかしそのうちコツをつかんできて、とうとう練習バーンのがけを越えることに・・・
がけの落差が１０ｍくらいだったのですが、相当高く感じ、そのとき私は固まってしまった。・・・
そしてブレーク操作のミスで桜の木に突っ込むことに・・・私は気落ちし、その日は終了となりました。
これが私の初めてのフライトです。
なんとも納得いかないフライトに私の頭の中では、『また、今度・・・』という闘志がふつふつとわいてきているのでした。
練習風景
そして一大決心。
パラのスクールに入校することに・・・
その後、いろんな人と出会えることができて、また空を駆け巡ることができて、今思うと本当にパラを始めてよかったと思うのでありました。